日々行うスキンケア、どこに力を入れていますか?
肌状態、肌悩みは人それぞれなので、どこに注力するのかは人によって異なるでしょう。
ただし、共通して意識していただきたいのはクレンジングと洗顔です。
洗い流してしまうアイテムなので、化粧水や美容液よりもかける予算や意識は低めなのがクレンジングや洗顔です。
しかし、スキンケアによる美肌の第1ポイントはクレンジングと洗顔です。
ここで躓いてしまったり適当なケアを続けると肌は負担を感じてトラブルが多くなったり、どんなに高価な美容液を使っても肌変化を感じにくくなってしまうのです。
なぜクレンジングと洗顔が大切なのか
クレンジングと洗顔。
それ以外の化粧水や美容液、クリーム。
違いはなんでしょうか。
それは、アイテム使用の目的です。

クレンジングと洗顔は「汚れを落とす」ことがメインのアイテムです。
化粧水や美容液、クリームは「与える」ことがメインのアイテムです。
美容液を選ぶ時には肌にどんないい働きをする成分が入っているのかを確認しますよね。何かを与えて肌ケアするアイテムなのです。
しかし、クレンジングや洗顔はメイクや皮脂、ほこりなど顔に付着した汚れを落とすことが目的のアイテムです。よって、何かを与えるよりはまず落とすことが最大の目的です。ここが、化粧水や美容液、クリームとは決定的に異なる点です。
肌には本来、水分を保つ為にNMF(天然保湿因子)や細胞間脂質といった成分が存在します。また皮脂膜も存在します。これかがバランスよく存在することで、肌の水分蒸発を防ぎ潤いをキープしています。
しかし年齢を重ねることによる細胞機能の低下や、ストレスや食生活の乱れ、紫外線による刺激などで、元々存在するはずであるNMFや細胞間脂質、皮脂が減少したりバランスが崩れてしまうと、肌が乾燥してトラブルを引き起こす原因にもなります。
また、これはクレンジングや洗顔が原因で減少したりバランスを崩してしまうこともあるのです。
クレンジングや洗顔が、洗浄を目的としているアイテムである為、過度な洗浄力のアイテムを使い続けると肌に存在するNMFや細胞間脂質、皮脂といった潤いを保つ為の成分も洗い流してしまうのです。
そうしてしまうと、せっかく化粧水や美容液で与えても、なかなか元の状態まで戻すことが難しくなってしまいます。

これが、スキンケアによる美肌の第1ポイントがクレンジングと洗顔である最大の理由です。
もちろん、メイク汚れや皮脂汚れはしっかりと洗い流さなければ肌に刺激となってしまいます。汚れはきちんと落としつつ、過度な洗浄はしないようなアイテム選び、使い方をすることが大切です。
どんなアイテムがいいのか
化粧水や美容液を選ぶ時、どんな成分が入っているのかをチェックするでしょう。
クレンジングや洗顔も選び時には、どんな成分で洗浄を行うのかを確認する必要があります。

クレンジングの場合は、大きく2つに分けることができます。
オイルやミルク、クリームなど油分がメイン配合されているものは、その油分でメイク汚れを浮かして落とすという洗浄方法のアイテムです。
よって、どんな油分を使っているのかを確認してアイテムを選ぶとよいでしょう。

リキッドやウォータークレンジング、また洗顔料は界面活性剤が洗浄成分として使われています。
界面活性剤には多くの種類がありますが、まずは成分上位5つ程度はしっかり確認してアイテムを選ぶようにしましょう。
界面活性剤の種類によっては過度な洗浄力を持ったものもあります。自分の肌状態など考慮して、どの程度の洗浄力が必要なのかを見極めましょう。

化粧水や美容液、クリームで与える前に、まずはクレンジングや洗顔が美肌の鍵を握ります。
また、クレンジングや洗顔アイテム選び、使用方法が上手くできれば、与えるケアはとても楽になります。
今日からクレンジング、洗顔アイテムの選び方、使い方を見直し、自分に合ったケアを取り入れて綺麗な肌をキープしてくださいね。