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女医が教える、まだまだ油断は禁物!熱中症対策!!

暑い夏が続くと熱中症に注意


 こんにちは、ドクターしょこたんです。暑い季節になりましたが、みなさん熱中症は大丈夫ですか?熱中症対策!と7月頃はメディアなどで呼びかけも多かったですが、8月も引き続き暑い日が続きますので注意が必要!今回は、復習として、熱中症対策についてお話ししようと思います。
 「私の職場オフィスだから熱中症は絶対大丈夫!」と安心しているそこのあなた。もし冷房ガンガンに効いているオフィスの中で働いていたとしても、行き帰りや休日は外に出かけることありますよね?また、夜暑くて寝苦しくないですか?
 そんな「一般的には熱中症にかかりにくい」オフィス業務の方でも、熱中症にかかる可能性は十分ありますので、注意が必要です。ぜひ一緒に勉強していきましょう。

 熱中症とは「高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして発症する障害の総称」と定義されています(参考文献1より)。症状は軽症であれば筋肉のけいれん、筋肉痛、めまい、頭痛など様々ですが、重症では最悪の場合死亡する例もあります。
 去年、平成30年は熱中症による救急搬送数が95137人と、前年度比で40000人以上増えたという異例の年になりました(参考文献2より)。これは、熱中症キャンペーンによる、重症化する前に救急搬送するという、熱中症に対する認知度が上がったことによるかもしれませんが、単純に暑い気候により熱中症が増えた可能性もあります。今年も暑い日が続けば、同様に熱中症が増える可能性もあるため注意が必要です。

暑さ指数を目安に対策を練ろう


 熱中症になりやすいかどうかはどうやって判断すればいいのでしょうか?実は気温だけでなく湿度や他の要因も関係しています。それを総合的に計測して暑さ指数(WBGT)を計測しています。暑くなりやすい職場ではWBGTを計測しているところもありますが、環境省のホームページ(参考文献3より)に1日1回のWBGT値が掲示されるので参考にしてください。
 特に暑くなると予想される夜は節電程度にクーラーをつけるなど、想定外のところで熱中症にならないように注意しましょう。

経口補水液での水分補給。水はNG!


 では熱中症予防のためにはどのような水分補給がいいのでしょうか?有名な話ですが、熱中症予防のための水分補給では、塩分(と同時に糖分)の同時摂取が肝心です。具体的には水1Lに1〜2gの食塩と20-40gの砂糖(砂糖大さじ2〜4杯)のものが望まれます。経口補水液として販売しているのは、この組成が基本で、他にも体に必要なミネラルが一緒に入っています。自分で作るのは手軽で良いので、買いたくない人は作ってしまいましょう。なお、スポーツドリンクは糖分が多いのでとりすぎに注意しましょう。味噌汁や梅こんぶ茶もいいです(参考文献4より)。

 なぜ水のみの水分摂取がNGかというと、水のみですと体内の塩分が相対的に足りなくなり、筋肉のけいれんがおこる可能性があるからです。
 まだまだ暑い日が続きますので、対策していきましょう。

【まとめ】
・熱中症はしっかり対策しないと死ぬ病気である。
・暑さ指数をみて注意をしましょう。
・水と一緒に塩分(+糖分)も補給する!

参考文献:
1. 厚生労働省ホームページ 職場における熱中症予防
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164083.html
2. 総務省消防庁ホームページ
https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/post1.html
3. 環境省熱中症予防サイト
http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
4. 熱中症診療ガイドライン2015
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/heatstroke2015.pdf

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