女性たちの発想とパワーで、世の中を楽しく、ハッピーにしていくトレンドメディア。 それが、Self-ISH です。

Lys blanc Volteメンバー記事 「ミツバチの世界」



Lys blanc Volte(リス・ブラン・ヴォルテ)メンバー記事



皆様、こんにちは。東出直子です。

毎日暑い日が続いていると思いますが、体調などお変わりございませんか?

さて、今回は“今”まさに盛んに活動をして、「蜜」を集めてくる“みつばち”についてお話したいと思います。みつばちを知らない人はいないと思いますが、実は意外と知られていない「みつばちの世界」について触れていきたいと思います。



 

みつばちの家族は、女王ばち、オスばち、メスばちの3種類で構成されています。これをみつばちのカーストと呼びます。巣箱はひとつひとつ違いますが、おおよそ1つの巣箱に約5万匹のみつばちが生活しているといわれています。

中でも、女王ばちはとても貴重な存在で1つの巣箱に1匹だけしか存在しません。

腹部が働きばちに比べ2倍と大きく、卵を生む役割を担っていることが伺えます。寿命が長く、毎年春になると誕生し、生まれて1週間後に空中で多数の雄と交尾します。

夏にかけて大量の卵を巣に産みつけ、翌年の春に新しい女王蜂が誕生すると古い女王蜂は約半数以上の働き蜂を連れ、巣を出て新しい巣を作り繁殖を続けます。

オスばちは、毒針を持っていません。

身体も目もメスばちに比べて大きいのが特徴です。
繁殖の為だけに存在するので、巣作りやエサ集めなどは一切しません。

オスばちは、全体の約10%ほどを占め、大きな複眼が特徴です。新女王が誕生し巣から飛び立つと、追いかけるように一斉に飛び立ちます。

交尾を終えたオスばちは交尾器を女王ばちの体内に残したまま引き離されるため直後に落下し、そのまま死んでその短い一生を終えます。




一方、メスばちは最も数が多く「働きばち」と呼ばれています。

働きばちは、全て“メス“ですが、産卵することはありません。
毒針は産卵管が変化しているものなので働きばちは毒針を持ちます。

働きばちは、巣の中で働く(内勤ばち)と巣の外で働く(外勤ばち)と大きく2つに分かれます。

内勤ばちは、まだ若いはちが担当していて巣の修復や清掃、外勤ばちから受け取った花の蜜をはちみつにする工程や更には子育てを担っています。
一方、成熟した外勤ばちは花から花へと飛び回り、蜜や花粉を集めて巣へ持ち帰る役割を担います。

また、敵から襲撃を受けた際はおしりの針で立ち向かい巣を命がけで守るのです。

働き蜂は、1秒間に400回も羽を動かして巣の中の温度を一定に保ったり、巣穴からみんなで力を合わせてゴミを出したり、巣の中でも、外でもたくましく働いているのです。

しかし、これが全てメス蜂だけで行われるということには驚きですね!





ミツバチ達がどのようにすれば厳しい自然界で生き延びていけるのか?

考えた結果、卵を産むのは一匹のメスばちに任せて他のメスばちは卵を産むための産卵管を巣や自分自身の身を守るための刺針に変え、働いています。

同じメスばちでありながら、役割が違う女王ばちと働きばち。

とても不思議で神秘的なみつばちの世界を知ると、みつばちがとても愛おしい存在に感じませんか?

今度、みつばちを見かけたらぜひ温かい目で見守ってあげて下さいね!!


最新情報をチェックしよう!