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環境を変えて幸せを手に入れる① 「港区女子が東京を離れた理由」





こんにちは。Youn-miです。

私は東京生まれ東京育ちです。

港区白金で生まれ、小学生の頃の遊び場は東京タワーと麻布十番商店街、あとなぜか三田国際ビルというオフィスビルの敷地内。

小学校高学年からはバスで渋谷に繰り出して遊ぶような子ども時代でした。

都内・横浜・ソウルといったザ・都会でしか暮らした経験のない私ですが、実は2年前ある大きな決断をしました。

“都会を離れて海辺の町(葉山)に移住する”ということです。



初めての田舎暮らし。

朝は小鳥のさえずりで目が覚め、家の前には山と海が広がり、夜9時半以降店はほとんど閉まる。

海が毎日こんなに違う色や表情を見せることも、空が高く広く星がきれいだということも、30前にして初めて知ったのです。葉山は今までの環境と違いすぎて、それはそれは私にとって東京なんかより100倍も刺激的でした。

葉山に移り住み、得たものはたくさんあります。夫婦生活にも変化がありました。それはまた次回お伝えするとして、今回は私が都内を離れる決断をした理由、都内で抱えていた思いやジレンマについて、結婚生活をメインに書きたいと思います。



人間関係を断捨離

率直に、「無駄な人付き合いに疲れた」というのが大きな理由のひとつです。

都内在住の頃は気軽にタクシーで帰れたため、終電というものを気にしたことがありません。手軽に外出できてしまうことで、身体が空いていればついつい友人の誘いに乗ってしまう。

この「ついつい」というのが落とし穴で、「1,2杯で帰るはずがその場の空気でついつい」ってよくあることだと思います。この「ついつい」から結局飲みすぎ、帰りも遅くなり、何を話したか記憶も曖昧で、頭痛だけが残る。なんだかとても非生産的です。

そんな非生産的な時間のために、夕食は夫婦別々の日が多く、2人の時間をきちんと確保できていなかったのが正直なところです。話したいことがあってもゆっくり話す時間がないので後回し。自然とすれ違いも生じますよね。

ある日家で食事をしているときに夫から「こうして2人で向かい合って食卓を囲みながら、いろんな話ができる時間が俺は好きだよ」と言われました。

年上ということもあり普段から寛容に私の行動を見守ってくれる夫ですが、「年上だから」ということに縛られて本音を言いづらくさせてしまっていたかもしれません。

夫なのに、家族なのに「家で一緒にごはんが食べたい」って、そんな当たり前のことを望ませてしまったことに心底反省。もう少し人との付き合い方を考えようと思い直し始めました。友人との楽しい時間は好きだけど、果たして今ある全ての人付き合いが必要なのだろうか?と。都心から離れて物理的に人との距離を置き、本当に必要なときだけ自分から出向くことで、人付き合いの質も上がり、時間の無駄遣いも減りました。



普通じゃないことが普通な環境



都内在住の頃、知り合ったばかりの女性から「Youn-miちゃん、彼氏いるの?」と聞かれました。私が「あ、私結婚してるんだよね」と答えると、「ふーん。で、彼氏は?」と。そしてそれに対して私は「あ、そういうことか。いないよー」と。

この会話がごく当たり前に行われる環境って…何なんだろう?

都内の、特に私の暮らしていた港区エリアのコミュニティはある種の無法地帯だったように思います。

当たり前に浮気が繰り広げられ、それがステータスとすら感じさせる風潮(もちろん全ての人がそうなわけではありません)。家族ぐるみで仲良くしているグループ内で、他の旦那様から食事に誘われたこともありました。

様々な裏の顔を持ちながら、SNS上では夫婦円満、海外旅行や高級レストラン、ハイブランドのプレゼント。

一体、本当に向き合えてる夫婦ってこの中にどれくらいいるんだろう?

楽しさや刺激を求めるのは悪いことだと思わないけど、刺激を求めすぎるあまり自ら物事をこじらせ、幸せを壊しにいっているような人を多く見てきました。

本来大切にすべきものを大切にできない、守れない、そんな環境ってどうなんでしょう。決して普通ではないですよね。そんな違和感を覚え、いつしか周りとの温度差を感じていました。

きっと小さな頃から大都会に慣れ親しみ、東京に対して特別な高揚感や憧れがなかった私だからこそ、早々に生まれた感情なのかもしれません。



大切なものとシンプルに向き合いたい



私は東京が今でも大好きです。

刺激的で新しいものに溢れ、道ゆく人が皆おしゃれでキラキラしているところも、ちょっぴり背伸びをしている感じも。

だけど世界中から様々な人が集まる東京は、たくさんのエネルギーに満ち溢れている分、負のエネルギーも感じます。何でも手に入る環境だから両手いっぱいにたくさんのものを抱えてしまいがちだけど、本当に必要なものって実はシンプルなんじゃないかと。本当に大切なもの以外を手放して、大切な人との時間をもっと大切に過ごしたい。

そんな思いからの移住の決断でした。

次回はそんな私が葉山に移住して得たもの、結婚生活で変わったことをお伝えします。


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