テンポよく体を動かすヨガ、汗だらだらなヨガなど、
“すること“を続けながら過ごすヨガの愛好家は多いですね。
テンポ感やリズムだけでなく、チャレンジングなポーズもしかり。
経験則ですが、特にダンスやスポーツをしている/していた方は
ゆっくりじっくり、よりも
ポンポンとんとん、を好む方が多いような気が。。
“しないこと“を通して体が変化していたことに気づくヨガもあります。
陰ヨガがその代表格でしょう。
ホールドの時間がただ単に長いヨガ、ではなく
力を抜くこと、自然な体の重さ、長さを使って、そして1番大事な呼吸を通じて
ぼけーっと空を見上げて雲の流れを眺めるように、
動作をしないからこそほぐれていく体を感じていく時間です。
同じ筋肉でも
動かして伸ばしている時と、動かさずに伸びていく時の体の組織は、厳密には違うんです。
ただ、だからといって、
陽のヨガ、陰のヨガと分けられるものでもありません。
ハタヨガ、という名前に表れているように
ハ=太陽、熱、陽、吸う息…
タ=月、冷、陰、吐く息…
ハとタの調和をはかるのがハタヨガ。
テンポの良いヨガや、パワーヨガやアシュタンガが陽の要素しかない“陽ヨガ“なのかと言えば
全くそういうわけではなくて、陽の要素が強いヨガというだけです。
ぜひ次ヨガをする時に
あ、今は陽のヨガなんだな、確かに陽の要素を感じるな
あ、今は陰のヨガなんだな、静かだけど確かな変化があるな
そんなことを感じながらクラスのリードに乗ってみてください。
そして何より陰のヨガのクラスは多くのスタジオで空きが多い傾向があって、
先生と空間を贅沢に満喫できて得した気分!笑
私はセルフプラクティスで陰の時間は大事にしていて、クラスを受ける時は3:2くらいの割合です。
コーヒーとミルクと同じように
ヨガのハとタの濃度、楽しんでいただきたいです。